ある望みの歌

どんなに言葉つくしても 声を限りに叫んでも
伝わらない気持ちは どうやって忘れようか 考えていた

何度でも 試せると思っていた
可能性は 無限だと教えられた

わからずに 迷っても 見失っても
懸命に 努力して 前向いて
うつむかず がんばって 戦って

そう言われてた

どうしても こえられない 壁が
道をはばみ 私をこばみ 続け くじけさせる
どうしても 届かない ちから

いくら叩いても 返ってくるのは 痛みだけ

(はしゃいで ささやき よりそって 手をふれて だきしめ まどろんで)

わらってた

(いらついて ぶつかって ころんで ふりむいて おもいだし とどまって)

ないてた

おぼえてた

過去は今 私の胸にあって
未来への 足跡を残して

胸をさす 不安さえ 大切で
たどたどしい 歩みさえ きっかけで
からまった 糸だって ほどけてく

教わらなくても

どれくらい 離れたら 消える
むなしさは 空までも 暗く おおいつくす
どこまでが 本当か 知れない

わかってたなら こわばった声でも こたえてよ

笑いあい 手をそっと つないでも
わからない あなたには なりきれない
そのしぐさ 喋りかた 真似たって

そのままじゃない

代役じゃ つとまらない けれど
必要な ことだけは 忘れ られないから
思い出し やってみて 気づく

あなたが出した 答えの欠けら 見つけたい

伝えたい

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