恋人を亡くして胸の傷は癒えずに病人扱いされて
恋人と会えないけど幸せでトロいやつで嘘を見抜かれて勝手で
けんかして妥協して不幸にして入水自殺?

あいだにあるもの

ふたりの間にあるものなんか、他人にはワカレヘンのとちゃう?



#01 The life is late show?
まだ、さがしているんだ。

人生ってどんなものなの?

君の生き方さえ 僕には分からなかった
人生ってどんなものなの 未来の僕を夢見てた

平凡な人生 うんざりしてた 刺激的なこと 捜してた
砂漠に沈んだ黄色い骨 病に犯された人々
朽ちたものばかり 僕の目につき こんなものかと 故郷を捨てた

昔 君に会えた時 美しいと思うだけだった

恋の溺れ方さえ 僕には見つけられなかった
愛情ってどんなものなの 未来の(ひと)を夢見てた

君は僕を 慕ってくれた 僕は違うこと 求めてた
体壊すまで働いた君 治ってもすぐにがんばってたね
病んだ体の 君は去って こんなものかと 人を捨てた

死体は灰となり 土に帰るだけなの

君の生き方さえ 僕には分からなかった
人生ってどんなものなの 未来の僕を夢見てた

激しい嵐の中 僕は泣きつづけた
人生ってどんなものなの 冷たい地面に尋ねてた

風となって彷徨って どこかで死んでいき
悲しみを残すだけなの 僕たち二人は……

人って何なのだろう 誰もみな知ることなのか


#02 Sweet regret
面影とぬくもりだけは、今も覚えているよ。

理想化の過程

ブティックのShow window 飾られたマネキンの服が
あの娘が着ていたものに なんだかよく似ていたから
その前を通るときに 帽子を深くかぶってしまう
それが恋の後遺症

宝物は彼女 綺麗なとこだけ 見せたかった
だから 当然の成り行きだった
嫌われないように 大げさなことばっかり
それはつまらない毎日

そう 原因は僕にあるね

初めての口げんか 叩いてしまった頬に
見たことの無かった涙が 淡い光に浮かんでたから
嘘なんて無いあの娘に 何も言えずにいた
それが恋の後遺症

僕は変わった 経験積んだよ 時を重ねた
彼女は もう傍にいないけど

ブティックのShow window 飾られたマネキンの服が
あの娘が着ていたものに なんだかよく似ていたから
前を通るときに 帽子を深くかぶってしまう
それが恋の後遺症

それが僕の苦い初恋


#03 Kind with a smile
その指が、私に触れて。

いたわりの笑顔

疲れた体暗闇に埋めて かりそめの肌そっと撫でている
今は誰にも会いたくないのに 私の愛しい君が呼んでる

扉は開けない 一人でいさせて
(ぐっすり眠れるといいね)
君は優しく笑う

額の傷に薬を塗りこめて 痛みを抑えじっと耐える時
君の顔と誰かの仮面が ゆっくり離れ私を嘲る

物憂い仕草と 君の素顔は
(あの人に似てるでしょう)
君は悲しく笑う

自分の姿に哀れを見た 重ねた指に嘘を刻んだ
月明かりに照らされた体は 現実と虚構の狭間で…

いたわる君と 偽りの気持ち
(今日はいつもと違うんだ)
私は不吉に微笑む

見たくない鏡に 映る私の瞳
(君も笑っていいよ)
私は呟き微笑む


#04 SeTuNaI - KiMoTi
ドキドキしてるよっ!

せつない気持ち

せつない気持ち〜 もっと
会いたいけれど 君は忙しいから 僕は一人ぼっち?

せつない気持ち〜 きっと
笑顔は今日も キレイだけれど 僕に振り向かない〜

キツイ陽射しが 今日もいっぱい 注ぐ
ヒグラシの鳴く 声が辺りに 響く
あ〜 こんな暑い日には 君と一緒に 海にでも行きたいけれど

せつない気持ち〜 ずっと
スケジュールが 合わないなんて ストレスたまっちゃう〜

こっちにおいでよ ここは南の島 パラダイス
海辺にもっと 近づいたらもう おさかなにでも
なった気分で 泳ぎたくなる〜 ほら〜

せつない気持ち〜 きっと
僕の胸は キュンと高鳴ってる ドキドキしてるよ〜

せつない気持ち〜 いいよ
その角度で そのポーズのまま 撮るのは下手だけど〜

ホントの気持ち〜
胸のトキメキ〜
せつない気持ち〜


#05 Cute boy?
あれ? これ何だっけ?(忘れたの?)

にくめないヤツ

久しぶりのデート 近頃会えなかったし
何してたの? きいても知らんぷりする
ははぁ照れてるなぁ(違うわ)あれっ

うん似合ってるよ えっそれやめちゃうのなんで?
店かえようよ あっち良さそうだよ
分かった安いんだ(これ、持って)ええっ

訳わかんないから 何で?って言ったら
貴方アナタ本当に鈍い男の子オトコのコね」 なんて言う〜!

そうさ 僕は男の子オトコのコ どんなにあがいたって
女の子オンナのコの気持ちなんて 分かりっこない
ん〜 一生かけても いくら頭使っても
女の子オンナのコの気持ち やっぱり分からな〜い!!

あっどこ行くの?

そっぽ向いてる 全然笑わない のぞき込んだら 僕を
お腹空いたの?(そうかもね)へぇ〜っ

どこにする? ラーメン食べよっか?
何がいい? あれ美味しそーだね
……何だっけ??(パエリア)そうそう♪

うなずいてみたら 彼女立ち止まって
アタシ馬鹿バカにしてない?」 なんて言う〜!?

それは違う誤解だよ どんなに言い訳したって
彼女は機嫌 悪くするぅ
うん 謝ってみても いくら話しかけても
彼女はツンと怒ったまま〜!

そうさ 僕は男の子オトコのコ どんなにあがいたって
女の子オンナのコの気持ちなんて 分かりっこない
ん〜 一生かけても いくら頭使っても
女の子オンナのコの気持ち やっぱり分からな〜い!!

(何開き直ってるの?)──えっそれは、う〜ん──(もう、いいわよ)

あっ何するの!?


#06 I known his lie
ホントのうそを、信じてしまうの。

知ってる

Little age 何も怖くはなかった
きっと貴方を 信じていたから
小さな手と手 かさね合わせたら
勇気が湧いていた

むきだしの感情 押さえきれなくて
心は乱れたまま 流されていくの
アイを口にすれば 全て嘘になる
ホントの気持ちが 見えなくなるから

もうこれ以上 傷つけ合いたくない
手を触れられるだけで 胸が痛い

Service Over へたな演技はやめて
うしろめたい気持ち 伝わってくるわ
少しの過ちでも 許せないから
貴方を責めてしまうの

キレイなコ 好きなんでしょ?
昔から そうなんだから

そう Little age 何も怖くはなかった
きっと貴方を 信じていたから
小さな手と手 かさね合わせたら
勇気が湧いていた 今でも

Paradox せめぎ合う 理性と気持ちが
求めてる貴方を 感じていたいから
二つの瞳で 私を見ていて
そう願っていた けれど

Service Over へたな演技はやめて
うしろめたい気持ち 伝わってくるわ
少しの過ちでも 許せないけど
貴方を許したの……私


#07 Selfish someone
何で僕より背が高いの?

勝手な人

「疲れたね」と 僕は部屋の明かり点ける
君はすかさず ベッドに滑り込み寝息たてる
体を揺り動かしても 呼び続けても もう夢の彼方

君は勝手な人 何で一緒に寝ないの?
君は勝手な人 何で僕を放っておくの?
君は勝手な人 何で疑わないの?
君は勝手な人 早く起きてよ もう朝なのに

朝食を 僕がテーブルに並べて
君はぼんやり 寝ぼけ眼で(まずい〜)とぼやく
味見しても メニュー確かめても TVにくぎづけ

君は勝手な人 何で料理を無視するの?
君は勝手な人 何で家事押し付けるの?
君は勝手な人 何で僕みて笑ってるの?
君は勝手な人 早く食べなよ もう仕事だろう

僕がそう呟くと 君はソファーに横のまんま(今日は日曜日)
早く言ってよ 君はパジャマで 僕はカッターシャツ

君は勝手な人 何で今から出掛けるの?
君は勝手な人 何で姓で読んでみるの?
君は勝手な人 何でプレゼントさせるの?
君は勝手な人 君の誕生日 知らなかった

君は言った
「あなたってずいぶん勝手な人よね」


#08 What will your life be like?
どこへ向かって走ろうかな。

僕はいない

傷ついた僕らの声は 嗄れていておかしいね
膨れ上がる僕の顔は 君の唇より歪んでいるかな

疎ましい CHANCE 築き壊した PASSING NIGHTS
君が最後と 決めていたのに

強い口付けで 僕らは癒えるはずだった
もう信じない 僕だけの(君の)笑顔を
追いかけても 追い越しても 君の隣に僕はいない

振り向いた君の姿は 傾いて倒れそうだ
いつか僕もこの街から 転げ落ちていくのかな

いかれた FOOL 訊いてみよう EXCUSE
僕のどこに 魅かれたの?

熱い抱擁で 僕らは戻れるはずだった
今は見えない 君への(僕の)愛さえ
追い求めて 捕まえたって 君の傍に僕はいない

いつまでも 今だけでも 君の中に僕はいない


#09 My hope, Your happiness
僕を締め付けるのは、君だったのか。

言いたかったのは

言いたかったのは それだけじゃないんだ
カンの鋭い君なら もうわかってるだろ?

幻を見てたあの頃 用意してた助手席に 大空の物語に出てくるような人を
冒険家を志してた 世界を駆け巡るんだ 形の無い風のように

もう夢見ないさ それでいいんだろう
危ないことは止めて 普通の生き方選ぶんだろう?

そうするよ

とても大事なこと 何だと思う? 僕は希望だと思う
何でって ウーンそれは なくすと楽しくなくなるじゃない
辿り着くはずさ 夢見た国へ 自然溢れる森へ
子どもの頃から 僕が夢見続けていた 大地へ

言いたかったのは それだけじゃないんだ
いつも助けてくれた君なら もうわかってるだろ?

もう夢見ないさ それでいいんだろう
危ないことは止めて 飢えない国へ帰るんだろう

そうするよ


#10 Scene of farewell
つまらない日々に、あなたが花を添えてくれた。

訣別

あなたは言った云った 淋しくなるように
苦しめることなく ただ 悪気はないけれど

「ずっと、独りぼっちね……」

日常からはじまる 喜びの中 ふと臆病になって
迷うばかりで 何もできなくて

悲しみを避けようとする あなたの横顔 霞んで見える
俯いたままの あなたばかり

泣くことの意味を失い 悲しみが去るのを待って
あなたは今でも 素直になれない

あなたの声が かすれていて
抱き合えない この 遠く離れてしまった

心の距離を

あなたは言った云った 淋しくなるように
苦しめることなく ただ 笑顔が翳っていて

「また、独りぼっちね……」


#11 The epilogue in undersea
水平線のかなたから、潮風が強く、つよく吹いてくる。

The epilogue in undersea

憂いの海の 中のふたりは たえまなく沈んでいく
いつか覚えた 短いうたを 限りなく愛している

声も出せない 深い場所で ふたり寄りそっている
小さな泡を ふたつ残し ひそやかに帰っていく

光は水のかさなりの彼方に あたりは暗闇に閉ざされて
足枷と鉄球がふたりをそっと 底へ底へとみちびいて

澄みわたったの下 なじみの丘を岬へ走って
長かった逃避行の 終わりを故郷にもとめて

蒼い海の中で

ふたつの泡が 空へ弾けた時
ふたりの物語は 幕を下ろした

束縛を振り切ったあと ふたりを捜す者はいなかった
静かな波のざわめきを 人は理由も知らずにいた
憂いの水を手にすくって 君は唯ふたりを思う想う
海底に埋もれた枷と 錆びた鎖がかたる物語のストーリー

蒼い海の中で
蒼い…海の中で……

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