どんなソフトウェア?
正式名称は -MOS MasterVolumeController- だそうです。
MasterVCのトレイアイコン。一目で音量が分かるように工夫されている。
音量調節って?
あなたはパソコンの音量調節をするのに、どんな方法を使っていますか? たとえば、スピーカーの音量調節ツマミや、音量コントロールウィンドウのツマミ(スライダー)などで調整できますが、いずれもキーボードから手を放さなければなりません。
キーボードのホームポジションに手を置いたまま、音量調節をしたいあなたに、このソフトウェアは役立つでしょう。
こんな機能がいけまっせ!
- ホットキーによる音量調節。
- トレイアイコンが、現在の音量が分かりやすく表示。
インストール
必要なファイルをダウンロード
MOS.PrivateProductからダウンロードして下さい。
解凍して、起動するまで
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書庫ファイルを、解凍レンジなどのアーカイバを使って解凍して、適切なフォルダにファイルを移動します。ご参考までに、私は次の場所に解凍しています。
D:¥UT¥KB¥MMVC¥
※ 一般プログラムはドライブDに置いています。UTはユーティリティの、KBはキーボードの略です。
- MasterVCのショートカットをスタートアップフォルダ(標準ではC:¥WINDOWS¥デスクトップ¥プログラム¥スタートアップ¥)に作ってください。
- Mmvc.exeをダブルクリックして、MasterVCを起動します。
これでMasterVCのインストールは完了です。
ホットキーの設定変更
警告:レジストリの書き換えは危険を伴います。書き換えに失敗するとWindows 95が起動しなくなる場合もあります。かならずレジストリのバックアップを取ってから書き換えて下さい。→ レジストリのバックアップツール、ERMの紹介を見る。
※MasterVC Ver.1.1.1を使用しているものとして説明を進めます。
音量のアップ・ダウンは、それぞれホットキーとしてCtrl+Shift+コンマ、Ctrl+Shift+カンマに割り当てられています。
この[Ctrl+Shift]の部分を、MasterVCでは[MasterVC制御キー]と呼んでいます。これをAltに変更して、Alt+コンマ、Alt+カンマで音量調節できるようにしてみましょう。
- まず、MasterVCが起動していたら、トレイアイコンを右クリックして、[Exit]を選択して終了させてください。
- エディタ(メモ帳でもいいです)で、MasterVCのフォルダにある[mmvc.reg]ファイルを開きます。
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29行目からの3行で、[MasterVC制御キー]を変更します。以下のように書き換えてください。
"AccelCtrl" =dword:00000000
"AccelAlt" =dword:00000001
"AccelShift"=dword:00000000
- [名前を付けて保存]で別の名前で保存します。[MMVC-1.REG]というような名前でいいでしょう。
- 新しくできた[レジストリの項目]ファイル(この例では[MMVC-1.REG])をダブルクリックして、レジストリに登録します。
- MasterVCを起動して、Altキーを押しながらコンマやカンマを、ポン、ポンと押してみてください。音量が変わりましたか? 変わったなら、設定完了です。お疲れさまでした。
アンインストール
警告:レジストリの書き換えは危険を伴います。書き換えに失敗するとWindows 95が起動しなくなる場合もあります。かならずレジストリのバックアップを取ってから書き換えて下さい。→ レジストリのバックアップツール、ERMの紹介を見る。
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詳細な設定の為にレジストリを書き換えた方は、設定が残っていますので、レジストリエディタで以下の項目を削除します。
[HKEY_CURRENT_USER¥Software¥MOS.Private¥MasterVC]
- MasterVCをフォルダごと削除します。
これでMasterVCのアンインストールは完了です。
MasterVCはMOSさんの著作物です。
この文書はMasterVC Ver.1.1.1の時に作成しました。